2009年05月19日
わが青春&ミスタープロ野球。

おはようございます、、ソナタです。
本日、会主=ボスからの投稿です。
「41、42、43、年前、この体育館で、直径3センチあまりのちっぽけな白球を追いかけ回した。
まだ暗い体育館に、一人で卓球台を出し、素振り、フットワーク、壁打ち。
その前に、部室の床の雑巾がけ。
やったね、毎日毎日。
誰が見ていなくても。
一番電車に飛び乗って、誰よりも早く学校に行った。
そして夏の苦しい合宿。
あの時、球拾いのインターハイがあったら、きっと優勝したと思うよ。
スマッシュを止められなかった先輩が振り向いて手を広げたとき、そこにボールを入れる絶妙の技。ホント、球拾いなら負けなかったね。
夏が過ぎ、そして朝起きるのが辛い冬が来る。
まだ暗い体育館で部員と、ポンコポンコやっていると、舞台裏から、白いジャージ姿の、背の高さは180位の30歳位の男が来た。
不審者かと思い、ギャーっと驚くと、男はニヤニヤ近づいて来る。
おいおい!来るよ、来るよ!
すると、にやけた大男、カウントでも取るかの様に偉そうに、股を広げ、腕を組み、
「やっとるなーチビ!」
なんだこいつ!と思いながらも、こちらは、無視、無視。
私たちに無視されたニヤケ大男は、トレーニングをする感じで出て行ったね。
で、次の朝。
静かな体育館にまたポンコポンコ仲間と打ち合っていると、
「よお!」
また来たよ、白いジャージ男。
……(゜_゜)
良く見ると、どっかで見たことあるおじさん。
すると友達が、
「あ、マガジンに出てくるよ!」
とか言いだした。
って言われても、私は漫画を読まない。
誰だよ!
すると友達が、さらに、
「巨人軍の長島さんじゃない?」
「へえーこのニヤケ白ジャージ男が?」
野球を知らない私には、興味ないおじさんとしか、見えなかった。
「ようやく判ったか!」と言う、ミスタープロ野球得意顔。
さて、それからが大変。早朝から生徒が黒山になって、
「サイン、サイン、サイン」
ジャージ男は辛抱よくサインしていたね。
しばらくすると、怖い先輩から部室に呼ばれ、
「はい!」
と行くと、
「諸伏!(旧性)サインもらってきて!」だって。
山の様な色紙を抱えて順番待ち。
「練習はどうなる?」
背の低い私をジャージ男は
「チビ!」と呼ぶ。
「おいチビ、何回来るんだ?」
私はサインなんて、どうでもよかった。
卓球の練習がしたかったのに。
まだまだジャージ男の話しは尽きないね、また今度ね。」
ここまで、聞いて、ソナタの稽古が始まったので、また後ほど。

で、上↑の写真は、合成写真ではありません。
長島さんの左にいるのが、
「卓球馬鹿だった15、6歳の私=ソナタ会主」
野球馬鹿のジャージ男は、馬鹿な私たちをとても愛してくれていたと思います。」
まだまだ面白い長島さんのお話は続きがあるそうです。
「今日、大仁高校PTA総会に出席して、来年なくなってしまう母校が無性に愛おしくて、いとおしくて。
懐かしいことがフツフツと思い出されて、書かずにはいられなくなりました。」
また聞いてね!
「みんな若いうちは燃えようぜ!
格好よく見える勝利の裏には、格好わるく人知れず頑張る自分がいる。だから努力を惜しまないこと!
君たちの努力は、神様が必ず見てる。神様が応援したくなっちゃうくらいの、努力をしよう。
40年経った今、あの体育館で頑張った自分の魂と、あの時の仲間の魂は今でも、この体育館にいるんだ。」
Posted by ソナタ at 02:37│Comments(0)
│会主独白。